奥津軽の気候の特徴は、
の4点です。以下に、特に服装と自家用車のタイヤに関する留意すべきことを、それぞれの季節について記述します。
4月~5月初旬
桜の最盛期です。気温は、日中は20度程度、夜間は10度程度です。セーターを準備したほうがよろしいでしょう。また、しばしば4月に平野部でも若干雪が降り積もることがあります。よって車でお見えになる方は、念のためチェーンを持参するのがよいでしょう。
5月~6月
エアコンを必要と感じる日はほとんどありません。肌寒いと感じる日もありますので、長袖シャツを準備したほうがよろしいでしょう。梅雨は、関東北陸以南に比べれば、雨量と湿度はかなり低く、過ごしやすいです。
7月~8月
日中に30度を超える日は少なく、湿度も低いため過ごしやすいです。風が強く気温が低い夜など、肌寒く感じられる日もありますので、長袖シャツを持参したほうがよろしいでしょう。
9月~10月
奥津軽では、9月は残暑も穏やかで快適です。10月には、里山でも紅葉が始まります。長袖シャツを持参しましょう。おおむね晴天が続きますが、低温で風が強い日はセーターが必要と感じられる日もあるので、持参したほうがよろしいでしょう。
11月
毎日のように重い雲が垂れ込みます。11月中旬には初雪が降りますのでスタッドレスタイヤは必須です。また、冬至においては、日没は午後4:30頃です。曇天の日は、4:40には完全な暗黒になります。ハイキングなどの際には十分に時間的余裕を持ちましょう。烈風が吹きすさぶので、ダウンジャケットやコートを持参しましょう。
12月~3月
真冬日が続き、道路は連日のようにアイスバーンとなります。必ずスタッドレスタイヤにしましょう。
運転の際は、 特に「ミラーバーン」(一見黒く濡れた路面に見えて、実は鏡のようなアイスバーン)には十分に注意しましょう。それまでは濡れた路面であって、外見は変わらないのに、ある場所から突如、ミラーバーンになっていることがあります。公共交通機関利用者も、ミラーバーンは革靴では決して歩けませんので、安価でも必ず冬用の靴を用意しましょう。
津軽の冬で特徴的なのは、「地吹雪」という、強風で積雪が舞いあげられ視界が利かなくなる現象です。地吹雪は、津軽平野では頻繁に起こります。視界が利かなくなる事によりのろのろ運転になりますので、地吹雪の日は自動車交通の所要時間が2倍以上になる事が多いです。お車で旅行を計画されている方はスケジュールに余裕を持ちましょう。日中でも気温はマイナス5度以下に下がる事が多く、ときにマイナス10度近くまで下がります。さらに、奥津軽では雪の日の大半は強風を伴うため、体感温度はマイナス20度にもなります。防寒対策を十分にしましょう。
五能線は、強風や豪雪のため、頻繁に運休します。スケジュールは余裕をもったものにしましょう。