嘉瀬の奴踊り

 古くから伝わる田植え踊りで、全国的にも知られる県指定技芸です。「嘉瀬と金木の間の川コ、石コ流れて木の葉コ沈む」の唄は、津軽四代藩主信政公の時代、命を受けた藩士鳴海伝右衛門は、嘉瀬の新田開墾に全力を尽くされたが、同僚の讒言によって不遇な日々を過ごしました。奴徳助は深く嘆き、主人を慰めるために唄い、踊ったのが始まりと伝えられ、矛盾した世相を風刺したものです。またこの踊りは秋の豊作を祈願したものとされています。