浜の明神跡(湊神社)

 

 浜の明神跡は十三湖の西岸、現在の水戸口(日本海への出入口)から南へ約4km、明神沼の南端にあり、十三湖と日本海に挟まれた屏風山の北端部、標高20mほどの砂丘上にある湊神社境内地に位置しており、眼下には南北に細長く伸びる前潟・セバト沼(内湖)・明神沼といった沼沢が眺望できます。
 遺跡は中世港湾・十三湊に直接関わる宗教施設と考えられており、『十三往来』に記される「浜之大明神」跡に比定されています。
 十三湊が繁栄した中世には、これらの沼沢は十三湖と日本海を結ぶ水路として利用されていたことが知られており、十三湊に出入りする船舶を監視する重要な施設であったと考えられます。
 現在も湊神社は「出船入船の明神」として十三漁業関係者の信仰を集めています。

 

■所 在 地: 青森県つがる市富萢町屏風山
■お問合せ: 五所川原市教育委員会 社会教育課 十三湊発掘調査室
        TEL:0173-35-2111(内線4030・4071)



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